第180回岡山県医師会臨時代議員会

日  時:平成24年8月5日(日)午後3時〜6時30分

場  所:岡山衛生会館5階中ホール

出席者:守屋(直)副会長、植村 (庸)理事

 

1.開会

 

2.会長挨拶  

 

3.議事

(1)井原医師会の鳥越恵治郎代議員より「第 180回臨時代議員会の正当性について

の緊急動議が出されました。

    提案理由は、定款27条は本来、執行部の方針が多くの会員の意向に反していと

き、これを是正するためのもので、執行部の不信 任をするときのものと思われる。

理事会の意向に反対する一部の者が、定款27条 を使うことで方針を変えようと

すれば、執行部は解散しなければならなくなる。 この代議員会は成立しないので

はないか。

 

   無記名投票の結果、賛成32票、反対40 票で否決され、代議員会は成立すると

になりました。

 

(2)苫田群医師会の武田正彦代議員より「土地 購入で理事会への一任を取り消す」緊

急動議が出されましたが、議事運営協議会が開催 された結果、大きな問題なので

今回は協議しないことになりました。

 

(3)岡山市北区下伊福町の土地購入に関する件 (代議員会第1号議案)

丸川尚一代議員より、理事会で丹羽会長の実行力 が発揮できない状況なので、緊

急避難的に代議員会の開催を求めた、二つの土地 を平等に審議してほしいとの提

案説明がありました。

 

  質問等通告(医師会資料室)

    1.第1号議案について                鳥越恵治郎(井原)

    2.@2か所の土地所有について

      A自動車の進入について              平井龍三(津山市)

    3.新たな土地取得における経費負担、 生じる損金の責任の所在について  

宮島厚介(笠岡)

    4.@下伊福西町の土地購入に関する議 題をこの臨時代議員会で審議すること

自体が有効か?

      A下伊福西町の土地を購入した場 合、県医師会は本当に公益法人になれる

のか?

      B下伊福西町の土地購入をなぜ急が なければならないのか?

守安文明(倉敷)

    5.@新医師会館建設における駐車ス ペース確保の問題 

      A両候補地の購入に関する問題点は 存在しますか? 武田正彦(苫田郡)

    6.新医師会館建設用地決定について          渡邊清一郎(北児島)

    7.@提案理由について

      A岡山県医師会理事会について

      B土地の転売について

                                                   寺 島直之(吉備)

    8.岡山市北区下伊福西町の土地購入に 関する件    福嶋啓祐(浅口)

 

  その他の質疑応答

   内田耕三郎代議員(岡山市)

    西口の土地元所有者から訴訟が起きた場 合、どうするのか?売却した場合、1

〜2億の損失が出ると思う。誰が責任をとるの か?

    ⇒山下顧問弁護士は法的には問題ない、 損害賠償訴訟もないだろうと言ってい

る。土地は買い替えるので、新しい土地の価値が 上がるので、損金とはなり

ません。責任は私がとります。(丹羽会長)

   清水信義副会長

    予算権は理事会にあり、理事会で買うこ とを決定し、代議員会に議題として出

すのであるが、今回新しい土地を購入すること で、総資産は減少する。そのよ

うな無駄遣いを理事会は決定しないし、監事も認 めない。

   中川昌次郎監事

    7月25日理事会に山下弁護士を招き説 明をもとめた。法的には問題ないが、

倫理的、社会通念上は問題である。余程のことが ない限り守らなければならな

い。契約違反で損害賠償はないと思う。

   清水信義副会長

    遊休財産から控除できる特定費用準備資 金や資産取得資金は、一つの法人に、

一つの場所、一つの建物、一つの駐車場である。

   守安文明(倉敷)

    二つの土地を同格で、同じ土俵で話をす るのは不合理である。西口の土地を売

却する、社会的地位をおとしめる行為自体が公益 法人認定に問題になるのでは

ないか。

 

   無記名投票の結果、賛成25票、反対43 票で、購入案は否決されました。

 

 丹羽会長は下伊福西町の土地が見つかるまで に、高谷岡山市長や石井岡山県知事に面

会し、県医師会のための土地の物色をお願いした ようです。

丹羽会長には、今現在県医師会が2か所の土地を 持つことの問題点や西口の土地を売却

することの問題点への理解不足があるように感じ られました。

新公益法人には平成25年11月30日の申請期 限まで時間がないとの危機感も感じ

られないし、公益法人には遊休財産の保有制限が あることなども、笠井前専務理事が大

丈夫と言ったと、全く他人任せで、会長としての 責任感が欠如しているように感じられ

ました。会長を支える専務理事についても、公益 法人については日本医師会に相談した

と発言する程度で、岡山県や公認会計士に相談も していないようでした。

 因みに、公益法人倉敷市連合医師会は、最初に 県に相談に行ってから、第1回目の申

請まで約1年を要し、1年5カ月後の3回目の申 請で正式受理され、1年6カ月後に承

認の答申を受けています。